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2014年9月6日土曜日

★観光初日の最終話★【後編】



Städtle Str.【シュテットル通り】を東へ進み政府庁舎の向こう側に見える尖がり屋根の建物が、これから立ち寄るKathedrale St. Florin【カテドラーレ・ザンクト・フローリン/フローリン大聖堂】で、現在改装工事中のようだ。


こういった大きな建物や工場までも周囲の風景に調和するように造られていて、景観の美しさを重んじている。


教会の横に建つ銅像は、先代のリヒテンシュタイン公Franz Josef Ⅱ. 【フランツ・ヨーゼフ2世】(在位:1938-1989年)と、Graz出身の皇后Georgina von Wilczek【ゲオルギーナ・フォン・ヴィルツェク】の像。


以前、Budapestの記事で紹介したオーストリア帝国の実質最後の皇帝である大伯父、フランツ・ヨーゼフ1世(在位:1848-1916年)【皇后エリーザベト(通称:Sisi【シシィ】)】がフランツ・ヨーゼフ2世の名付け親である。


そこでおや!? と思われた方いらっしゃいますか?


リヒテンシュタイン公国の貴族はリヒテンシュタイン家からなるもので、フランツ・ヨーゼフ2世はその家柄の侯爵。 しかしフランツ・ヨーゼフ1世は、ハプスブルク家、正式にはハプスブルク=ロートリンゲン家の御家柄。


うーーーん( ̄ρ ̄) 何だかややこしい。。


リヒテンシュタイン家の歴史は奥が深く、ザックリ説明すると、元々ハプスブルク家に仕える重臣だったとか。 1699年にリヒテンシュタイン領の一部の売りにだされた土地を購入し、そこから買い増しをした後の1719年、神聖ローマ帝国より自治権を与えられ、Fürstentum Liechtenstein【フュルステントゥーム・リヒテンシュタイン/リヒテンシュタイン公国】が誕生したと伝えられている。

代々の侯爵はオーストリアの首都Wien【ウィーン】に住んでいたのが、フランツ・ヨーゼフ2世の代からファドゥーツ城に居を移し、現在はその息子ハンス・アダム2世が住んでいる。 そんな歴史的経緯からアダム2世はオーストリア国籍も所有していて、ヨーロッパ君主の中で所有資産が最大であり、約50億ドル(約5500億円)と... 最後はまたいやらしいお金の話になってしまった(*ノ∀ノ)

ゴシック・リヴァイヴァル建築で造られたフローリン大聖堂。
屋根に施された時計の印象的な赤い文字盤が、改装により見えなくなっているのが残念。。

大聖堂へ上がる階段に設けられたアーチの中には、聖母マリアとキリスト降誕の様子を描いた聖母子像があり、


その横には、死んで十字架から降ろされたイエス・キリストを抱く母マリアのPietá【ピエタ/イタリア語】の像が、キリストの「誕生」と「死」を表現していた。


右手前から政府庁舎、国会議事堂、国立博物館と建ち並ぶ道を戻る。


Sargansへ戻る歩道に立てられたインフォメーションの看板を見て、Sargansからのアクセスがマイナーであったことを知らされた気がした(。´・д・) 今更である。。


またこの地を訪れることがあるのだろうか... と夕暮れ時のVaduzを後にする。


Sargans駅のプラットホームから、Maienfeldの西側に広がるRegitzer Spitz【レギッツァー・シュピッツ】の特徴ある三つの鋭角が見事に見えた(*゚ー゚)

そのまた西側にそびえるGonzen【ゴンツェン(1,830m)】の引けを取らない迫力に思わず合掌( -人-)

Salzburg【ザルツブルク】やBischofshofen【ビショフスホーフェン】の駅もそうだけど、アルペンを抜ける列車の駅からくっきり見える山に見送られている感がハンパない。


そんな景色を背後に、19時28分発のIC【インターシティー/特急】でZürichへ戻る。


SBB【スイス連邦鉄道】の二階建てのボディやデザインもカッコイイ!! 
鉄道の国スイスにやってきて益々鉄分増量中。。

復路はチューリッヒ湖を望めるボックス席に座り、またKalafinaの曲を聴きながら無になる。


ヨーロッパを旅するようになってから、それまで嫌いだった列車の旅が好きになった。


太陽が西に沈む頃、


チューリッヒ湖が見えてきた(*゚ー゚) なんて美しい景色なんだろう(*´ I `)


  心が洗われる ・ ・


列車はさらに西へ、チューリッヒ湖の西岸が見えてくると、そろそろ降りる準備を始めよう。


20時23分、定刻通りZürich HB【チューリッヒ中央駅】に到着。


ほぼ計画通りに事が運んで本当によかった。
スイス観光初日にして14話にわたりお付き合い下さいまして ありがとうございました☆*
MaienfeldとVaduzの旅、珍道中の話はいかがでしたでしょうか。 14話に使った画像枚数184枚と今までとは群を抜いた枚数に、我ながら暇なヤツだなぁ。。 と少々呆れております(((u u*)



観光初日の記事にして、あぁ... ダメだ
終わりが見えない(>ω<ノ)ノ と、何度も挫けそうになりながら、脱線の末に歴史本を読み漁り、スイスでさらに鉄分を増やした上に歴女にまでなりそうな勢いで... 人と会うとヨーロッパの歴史について語っている自分がなんだかつまらない。。 高校時代の世界史専門の先生が、授業で朗読のように眠くなりそうなヨーロッパの歴史についてタラタラと語っていたのをちょいちょい思い出し、自分も今そんな人になっているのかも知れないと思うと、部屋の片隅で三角座りをしながら今後の自分について見つめ直したくなる(´-ω-`)

なんてちょっとしたブランクに陥っていたら、相方にまで「Kazuちゃんの最近のブログは歴史のお話やら調べたことばかりでつまんない( ̄◇ ̄*)」と畳みかける一言をいわれてしまい、正直、アンタにだけは言われたくないo(`ω´ )o である。

そんなこんなの初日からスタートした旅行記は、まだまだ続く... 観光二日目はヨーロッパ随一を誇るRheinfall【ラインファル/ラインの滝】へヽ(。ゝω・)ノ Schaffhausen【シャフハウゼン】の町を一人旅したお話を、色々とやらかしてしまった失態も含めながらお届けします(u u*)


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★リヒテンシュタインで販売されている特産品★【中編12】

★切手の国、リヒテンシュタイン★【中編11】のつづきでございます(((u u*)

切手の他に、カッコウ時計が僕たち特産品( ゜▽゜)/ だといわんばかりのアピール力で、ズラリと壁一面を埋め尽くしていた。 素人のKazuが見ても民芸品というよりも芸術品と言うに相応しい代物ばかりで、その見事で繊細な彫刻はまさに圧巻である。

日本で鳩時計という愛称で親しまれている「カッコウ時計」は、ドイツとスイスの国境に近いドイツのシュヴァルツヴァルト【黒い森】地方がその原産地で、1640年頃から普及されたといわれている。 それは錘で動かす木製の振り子時計で、時報と共に小さな小窓からカッコウが時刻の数に合わせて飛び出る仕組みになっている。

ドイツには、Verein die Schwarzwalduhr(Vds)【シュヴァルツヴァルト時計協会】があって、シュヴァルツヴァルト原産で協会が認定した本物のカッコウ時計には、認定証を発行している。 伝統的な手掘りの彫刻モデルやシュヴァルツヴァルト地方の古民家をイメージしたデザインなどオルゴールがついたものまで様々なデザインがあり、高価なもので20万円を超えるものがある。 どれか一つ記念に.. なんて思ったけど、リヒテンシュタインもスイスと同じぐらい物価が高いので、残念ながら手が出ない(。´・д・)


土産物屋の店内を物色していると、殆どの商品にスイス国旗のマークが入っている。 隣国スイスやオーストリア、ドイツなどの特産品も多数並ぶ中、一際目を惹くアーミーナイフのディスプレイと、多種多様で種類豊富な品揃えについ見入ってしまう。

その多機能な折り畳みナイフには、刃物の他にピンセットやドライバー、ワインオープナーや爪楊枝までついていて、持っているといざという時に便利そう(*゚ー゚)



機能的で使いやすそうなものから、ギネスブックにも載った幅20cm以上もある使いにくそうなものまで... まぁ、色んな種類があるもんだ!

スイスのアーミーナイフのデザインは、先に紹介したVICTORINOX【ビクトリノックス】とWENGER【ヴェンガー/ウェンガー】の二種類あって、WENGERは今から9年ほど前までは別会社であったが、販売の減少から業績不振に陥り2005年4月25日にVICTORINOXに吸収合併され、スイスマークのデザインもそのままにブランドとして存続している。

普段持ち歩くならミニシリーズの『クラシックSD』なんてキーホルダーサイズで便利だし、ちょっとした旅行に持って行くなら、オフィサーナイフの『スタンダード・スパルタン』がシンプルかつ充実した機能で良さそうだ。

価格はフィックスでどこで買っても同じだけど、日本の販売店とスイスでは物価関係なくスイスで購入する方が安い。 とはいえ、記念モデル品などといった日本では手に入らない代物は、かなり割高(1.5倍以上)で販売されている。 オーソドックスなデザインもいいけど、せっかくなので記念になるものを選びたい。

VaduzのメインストリートであるStädtle Str.【シュテットル通り】には、政府庁舎や国会議事堂、観光局、博物館、郵便局、土産物場の他にRathaus【ラートハオス/市庁舎】も建っていて、たった400mほどの距離にギュギュッと観光スポットが建ち並んでいる。 さらにもっと観光気分を味わいたかったら、市庁舎裏の道にヨーロッパの街中でよく見かける機関車の形をしたバスの乗り場があるので、それに乗って見て回るのも楽しそうだ。


しかし残念ながら今日は全て閉館していて、残るはレストランに入るという選択肢しか与えられていない状態。。


時刻は18時20分、この先に在る教会だけ立ち寄って、Zürichに戻ろう。

つづきは後編で(✿ゝω・)ノ


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★切手の国、リヒテンシュタイン★【中編11】

★バス待ちは売店で市場調査★【中編10】のつづきでございます(((u u*)

これから向かうVaduz【ファドゥーツ】へは、Sargansからバスで33分、距離にして20kmあるかないかのところで、運賃はMaienfeldから列車とバスのコンビネーションチケットでCHF10(1,159円)だった。

出発から暫くすると左手にSchloß Sargans【サルガンス城】が見えてきた(*゚ー゚)
小高い丘の上に建つ小さなお城で、敷地内には博物館やレストラン、結婚式が挙げられるチャペルやバンケット会場もあって、現在は一般公開されている。

車窓から見える景色は、雲の隙間からアルペンの山脈にかかる光のカーテンがちょっぴり幻想的(*´∀`)


車内に吊るされた停車案内の電光掲示板を見ていると、三駅先にVaduz Post【ファドゥーツ・ポスト】の文字が掲示された。 あと数分で到着だ(p*゚ー゚)pq(゚ー゚*q)


【『City Maps 2Go』】

①Sargans【サルガンス駅】
②Schloß Sargans【サルガンス城】
③Vaduz【ファドゥーツ】

サルガンス城から5kmほどの地点でスイスとリヒテンシュタインの国境を越えていたようだけど、全く気が付かなかった。 ヨーロッパのシェンゲン協定内では、国境査証はなく国境に標識などがある程度でつい見落としてしまう。

地図の赤い線で囲ったリヒテンシュタインは、スイスとオーストリアに囲まれたヨーロッパでもバチカン市国、モナコ、サンマリノに次ぐ第4の小国。 正式名称はFürstentum Liechtenstein【フュルステントゥーム・リヒテンシュタイン/リヒテンシュタイン公国】で、日本と同じく憲法によって規定された立憲君主制国家なのだけど、リヒテンシュタインは世界でも珍しい国王が優位な「君主主義的立憲君主制度」を採用しているのでぃす(o・ω´・o)b そしてこの国の場合は、王国ではなく公国、即ち貴族(リヒテンシュタイン家)が絶対的な権力を有する政体を採っている。

Feldkirch【フェルトキルヒ】・Vaduz【ファドゥーツ】と書かれた標識が見えた。 


17時18分、無事Vaduzに到着(*´∀`) 観光初日にして計画していた通りに実行できて感動。 そのバス停から山の方を何気なく見上げた先に、現在でも元首である侯爵の居城であるリヒテンシュタイン城が見えた((*゚Д゚)


おやおや! こんなに直ぐに見れるなんて!!!


城中へは入ることができないので見るだけと思っていたスポットが、探さずに見れたので努力なしで一つクリアー( ゜▽゜)/

しかし、こんな崖っぷちによく建てたよね。。

さて、ここからメインストリートのStädtle Str.【シュテットル通り】へ行ってみようヽ(。ゝω・)ノ


先ずはLandesmuseum 【ランデスムゼーウム/国立博物館】... 本日は17時で閉館。


出入り口には騎士の顔出しパネルが置いてあった。


道を挟んで向かい側の公園の紅く色づき始めた落葉樹に、秋の気配を感じる。


観光局の隣に並ぶPostmuseum【ポストムゼーウム・切手博物館】も17時で閉館。
ここは楽しみにしていただけに少々がっかり。。(-ω-) 世界の切手マニアが注目するほどの美しいデザインや高度な印刷技術を一目見たかった。。

だが、今日のところは通りに貼ってある切手シートで我慢しておこう。


ま、そんなときは売店に立ち寄ると大抵のものは売っている。


ほらほら、こんな具合にね(*・ω・)b

未使用品から使用済みのものもあるけど、同じような価格で販売されていた。
その価格は手頃なところでCHF38(4,405円)からCHF60(6,955円)、高いものになるとCHF90(10,433円」)からCHF100(11,592円)を超えるものもある。 マニアにとっては喉から手が出るほどのお宝なのだろう。

長くなりましたので、つづきは中編12で(✿ゝω・)ノ


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