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2016年10月10日月曜日

★片道2時間4分の旅の最終話★【後編】

★オランダのヴェネツィア★【中編3】のつづきでございます(((u u*)

おとぎの世界に迷い込んだような時も帰りのバスの時間が迫り、まだ帰りたくない気持ちをよそに小走りでバス停へ向かう。 その途中買い物をしたLekkers&Zo Giethoornという土産物店の店主に見送られ、オランダ人の優しさにまた胸が熱くなった。 Kazuが店を出てバス停より逆の方向に歩いて行ったのがどうやら心配だったらしく、態々店の前の道に出てKazuの戻りを心配そうに待ってくれていた。


その女性に背中をさすられながら彼女の指さすもと来た道を戻る。


然うして予定していた15時19分のSteenwijk行きのバスに間に合った。 

行きのバスで知り合った香港から来た若い女性も同じバスを待っていて、ふと彼女がどんなGiethoornを見てきたのか少し気になったけど、訊くこともなくバスに乗り込んだ。


復路はAmersfoort【アメルスフォールト】経由の16時14分発を予定していたけど、その一便前のAlmere【アルメール】行きに乗ることができた。 Amersfoort経由とAlmere経由で一時間おきに14分と41分とで交互に便があって、どちらも一度の乗換でAmsterdam CSに停まる。 時間を優先するならば二時間毎に1時間39分で着く便があるが、二度の乗換が面倒だしAlmere経由と3分しか変わらないので一度の乗換の便をオススメする(((u u*)


さらにこの時間帯の乗車率は少な目で車内はガラガ~ラヾ(๑╹◡╹)ノ" こんなときは掲示板の文字が見えやすい4人掛けのボックス席を選んで座る。


Den Haag Centraal【デン・ハーグ中央駅】行きのIntercity【インターシティー/急行】でMeppel【メッペル】、Schiphol Airport【スキポール空港】と主要なところに停車することが表示されている。 


  おや!!! Almereには停車しないの??? 
と思われた方、

安心してください 停まりますよ!


オランダ鉄道の車窓から果てしない大空と広い大地をぼんやり眺めなから..


ときに風車が見えたり(´・  ・) 大自然の中を颯爽と走る列車に揺られること1時間14分


Almereに到着。


そこで1番線より16時57分発のDen Haag Centraal【デン・ハーグ中央駅】行きのICでAmsterdam CSを経由する列車に乗り換える。 ちょいちょいホームの変更があったりするので、列車に乗る直前まで掲示をしっかりチェック(`・ω・´)b

そこからは放牧された牛たちと風車といったザ・オランダの風景を堪能。


掲示板→車窓→掲示板→車窓→掲示板と視線の先を繰り返しているとAmsterdam CSの表示が現れた。 26分の乗車時間はあっという間でそろそろ降りる準備をする。 It's automaticだとわかっていても、何故か信用できないヨーロッパの鉄道.. こんなに空いていたら同時に降りる人がいないかも知れない(´・ω・`) と余計に不安になる。。 
指で開閉ボタンを押すタイプの車両で間違えて「▶◀」のボタンを連打して扉が開かず焦って隣に居た人が助けてくれた武勇伝も持っている(-""-;) なのでここは常に慎重になるところ。

NEMO Science Museum【科学技術センター】の巨大でユーモアな箱が見えてきたところでオープンデッキに移動((((o* ̄-)o

予定より37分早い到着になった。


10月の17時半でもまだ空が青く日照時間が日本より長い。


今日もCanal Cruiseの遊覧船が運航するAmsterdamの町の風景にホッと一息。


アパートが近づいたところで本日の旅のお話は終了でございます(((u u*)

列車の旅初日にして片道2時間04分とちょっとハードでアドベンチャーな長旅だったけど、5話に渡りお付き合い下さいましてありがとうございました☆* 鉄道の旅は始まったばかりでございます |ω・)و゙ 明日はバスと船を利用してZaanse Schans【ザーンセ・スカンス】、Volendam【フォーレンダム】、Marken【マルケン】のメルヘンな世界と港町の風情あふれるオランダをKazuの発見を交えながらお届けしていきたいと思います。


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★オランダのヴェネツィア★【中編3】

★おとぎの世界★【中編2】のつづきでございます(((u u*)

日本に文化庁が定めている「文化的景観」といった文化財がある。 そのうち最も重要なものは「重要文化的景観」として選定されている。 その数51箇所で、中でも一番多く所有しているのがKazuの両親の故郷である高知県で、四万十川流域の市町の6箇所が定められている。 幼い頃からこの川を帰省の度に目にしていて、その都度父親からここで獲った大きな鰻の話を聞かされた。 そんなせいか四万十川はけっこう身近な存在であり、子供心にもその景観を美しいと思っていて、毎年5月の節句に掛けられる四万十町の「鯉のぼりの川渡し」も風情があっていいものだと感じていた。

Kazuの住む大阪にも琵琶湖から流れる唯一の河川「淀川」がある。 その淀川は近畿圏1.700万人の水道水源として私たちの生活を支えている大切な利水で、滋賀県民とケンミンSHOWレベルの話で盛り上がると負け惜しみに必ずと言っていいくらい「琵琶湖の水止めるぞ!」と言われる。 当然、琵琶湖の水は個人レベルで止められるものではないので、これが出ると京都、大阪府民は負けを認めたと思っているに違いない(((u u*)

国土の25%が海抜0メートル以下のオランダの土地では、そんな“水”に長年悩まされてきた。 以前の記事にも「世界は神が造り、オランダはオランダ人が造った」お話を書いたけど、ここGiethoorn【ヒートホールン】はアムステルダムとはまた違った地質で泥炭(ピート)の島々でできている。 

今から750年前の13世紀頃に入植者がここに住み着き、泥炭を資源として採掘していったのがこの運河ができたきっかけで、大雨などの水害によりできた運河や湖は「オランダのヴェネツィア」として親しまれ、今では泥炭地だった頃の面影もないほどの美しい村になっている。


水を防衛の砦にしたり、風車で干潟の水分を揚水して干拓地を広げたりと、あらゆる手段で脅威を味方につけてきた結果、今では水量調整なんてお手の物。 

氾濫の被害もなく「オランダ人が老後に住みたい村ナンバーワン」にノミネイトされているそうだ。


どのお家もメルヘンで茅葺屋根がほっこりする景観。 静寂でスローな時間と水のせせらぎ..

――――― ときにグァーグァー


そう.. Giethoornではこいつらが一番やかましいんだかとか..


民家以外にもショップや民泊できる家もあってボートのレンタルもあるし、今回のような日帰りではなく次回は宿泊も兼ねてスローなライフを味わいたいと思う(((u u*)


木橋を渡った先にこんな可愛らしいおショップがあったり、


天然石のMuseum兼ショップがあったりと.. もうもう(*ノ∀ノ) 時間が足りないぞーーー!!でございます(((u u*)

Museumショップの商品はどれも魅力的なもので、家中が浄化されそうなアメジストの原石なんて日本で目にする大きさの倍以上のものがズラリと.. またさらにオランダのデカさを思い知らされた気がした。

黒猫の可愛らしい後ろ姿に笑みがこぼれる。

惑わず歳を過ぎてから今まで見えていなかったものが見えるようになった。 花鳥風月に目を向け、日頃の喧騒から離れられる時間。。 


――――― 帰りのバスの時間が近づき急いでバス停へ..


そしてまたボートを横目に再び悔やむ。。
天命を知る頃までにはもう一度訪れたい場所である。

つづきは後編で(✿ゝω・)ノ


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★おとぎの世界★【中編2】

★地球って素晴らしい!!★【中編1】のつづきでございます(((u u*)


オランダ語で「ヤギの角」を意味するGiethoorn【ヒートホールン】は、湿地帯からなるその土地で数多くのヤギの角が発見されたことからそう名付けられたそうで、その歴史は750年にもなるという。

①Steenwijk【ステーンヴェイク】
②Dominee Hylkemaweg【ドミネー・ヒルケマヴェーク】

Steenwijk【ステーンヴェイク】のバスターミナルからZwartsluis行きの70番のバス揺られること15分ほどでGiethoornの中心地に到着。

Kazuが降りる予定のDominee Hylkemaweg停車場一つ手前のGrone Kuisで人がダバッと降りて行くのでそれにつられて降りそうになったけど、隣の女性が引き止めてくれたお蔭で間違わずに済んだ。 おそらくここは住宅地で観光地ではないようだ。

Dominee Hylkemawegに着くと運転士がまた大きな声で「Giethoorn、Giethoorn」と知らせてくれた。 観光客にとってこういうちょっとしたサービスが非常にありがたい(u u*) 海外での一人旅は「安心・安全」が旅を楽しくする最大の要素だからね。。

バスを降りたら反対車線にあるSteenwijk行きの時刻表をチェック。 それはKazuが調べた通りのタイムテーブルだった。 こんなローカルな時刻表をどうやって調べたかというと、googleマップの交通手段の70番のところをクリックすると詳細が出てくるしくみになっている(*・ω・)b 念の為こうして変更がないかチェックをることをお忘れなく.. 日本と同様、曜日によって時刻が異なるのでお間違いのないように..
maandag t/m vrijdag【月曜日から金曜日まで】
zaterdag【土曜日】
zon-en feestdagen【日曜日と祝日】


――――― こうして漸く憧れのGiethoornの地に辿り着いた。


そんなGiethoornの街並みは「オランダのヴェネツィア」と呼ばれる小さな村で、車道はなく小路と水路に囲まれたメンヘンチックなところ。 交通手段は自転車かボートで、ボートは乗り合いの観光遊覧船か自分で操縦するモーターボートがレンタルであって、水路図を見ながら自由に運河を散策できるアドベンチャーも魅力的だけど、何せ一人なもんで..(。´・д・) モーターボートは免許なしでもレンタル可能という調べはついているけど、はたして水路図を読むことができるかどうか不安で、水路の先にあるBovenwijde【ボーフェンウェイデ】湖からまた来た水路に戻れる自信がなかった。

レンタルボートが並ぶ向かいにはチケット売り場があって、その前で暫く立ち止まりみんなの様子を見ていたけど、誰も一人でなんか乗っていなかったのでボートは断念して歩くことにした。

そうはいってもやはり心残りで.. カップルがスタッフにボード操作の説明を受けているのを茂みの影からジッと恨めしそうに、見知らぬ他人の船出を見送った。


時刻はお昼前、そろそろお腹が空き始めた頃、ランチの予定をしていたレストランが見えてきた。 Kazuは旅先で計画性のない行き当たりばったりの店選びは嫌いなのでこれもまたgoogleマップで予め選択。 茅葺屋根の風情ある佇まいに料理の期待も膨らむ♪


そんな店内はカントリー的な雰囲気で、店員の接客もよく窓際の明るい席を案内してくれた。


テーブルの上に置かれたフラワーベースにイヌムギやヌカキビといった雑草が飾られていても、それはそれで風情があってよろしい(((u u*)

そんなホッとする空間だったけど、ボートの一件でやさぐれモードになっていたので昼間っからビールを注文するや否や、ランチタイムにアルコールの提供はなく.. そう.. ここはGiethoorn.. 東京ディズニーランドにアルコールの提供がないように、おとぎの世界にアルコールはナンセンスという考え方なのだろうか.. ( ̄ρ ̄) 何でもアリのオランダ人のイメージがまた一つ違った気がした。。

そんなときは取り敢えずのコーラで乾いた喉を潤す。 コーラを瓶で持ってくるアンティークさにタイムトラベルな雰囲気を味わう(((u u*)

それから暫く英語で書かれたメニューとにらめっこした結果、決め兼ねれず店員にお勧めを聞きいたところ、ランチメニューの「Ciabatta with baked bites of chicken and highly-seasoned mayonnaise」(€7.75)に決まった。
 
英語のメニューって、材料や調理方法、ソースの説明がなされていて読み始めると面白く、へぇーこんな表現するのねぇ.. なんて思いながらつい一通り目を通してしまい注文に時間が掛かる。 日本のような料理の写真を載せたメニューは滅多にお目にかかることがないので期待以上のものを持ってこられるとテンションが上がる。


そして暫くしてKazuの期待を裏切らない料理が運ばれてきた。


  ぬぉっ( ̄‥ ̄)


何気に想像はしていたが、「bites」とはこいうことなのか!?


この超硬そうなパンは手で持ってかぶるのかそれとも用意されたフォークとナイフで切り分けるのか..( ̄ρ ̄)

溢れんばかりの旨そうなチキンと硬そうなパンに包まれた野菜たちの絶妙なシャキシャキ感。 そして何と言っても日本を代表するmayonnaiseソースにhighly-seasoned という魔法をかけるなんてもうもう(*ノ∀ノ) 逆の意味でけしからんじゃないかぁーーーーー( ̄◇ ̄*)ノ゙ パンはとにかく硬くてナイフの刃すら入らないので噛み切る他なく、しっかりとした歯ごたえのバゲットだった。

そして清算時にIt was delicious. Thank you. と感想を伝えて店を出た。

運河沿いを歩いて緑が深まったところでGiethoorn唯一のミュージアムMuseumboerderij´t Olde Maat Uusが見えてきたけど現在は休業中。 1300年頃から村の資源となる泥炭(ピート)採掘が行われるようになった歴史やそれを運搬するために運河が作られた様子などを見学したかったけど残念..

Amsterdamから片道二時間以上かかるこんな小さな村が有名になったきっかけは、1958年にオランダのコメディー映画『Fanfare』 のロケ地になったのがきっかけで、それを称えるモニュメントがあった。

その映画の主人公だったAlbert Mol【アルバート・モル】の銅像もこの風景に名を残していた。


正午過ぎののんびりとした時間の流れと、光と風が心地いい。


運河で泳ぐカモたちもとても優雅に見える。


おとぎの世界に迷い込んだ気分。。



――――― 時間旅行が心の傷をなぜかしら埋めてゆく不思議な道(by, 異邦人)



長くなりましたので、つづきは中編3で(✿ゝω・)ノ


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