★リヒテンシュタインで販売されている特産品★【中編12】のつづきでございます(((u u*)
Städtle Str.【シュテットル通り】を東へ進み政府庁舎の向こう側に見える尖がり屋根の建物が、これから立ち寄るKathedrale St. Florin【カテドラーレ・ザンクト・フローリン/フローリン大聖堂】で、現在改装工事中のようだ。
こういった大きな建物や工場までも周囲の風景に調和するように造られていて、景観の美しさを重んじている。
教会の横に建つ銅像は、先代のリヒテンシュタイン公Franz Josef Ⅱ. 【フランツ・ヨーゼフ2世】(在位:1938-1989年)と、Graz出身の皇后Georgina von Wilczek【ゲオルギーナ・フォン・ヴィルツェク】の像。
以前、Budapestの記事で紹介したオーストリア帝国の実質最後の皇帝である大伯父、フランツ・ヨーゼフ1世(在位:1848-1916年)【皇后エリーザベト(通称:Sisi【シシィ】)】がフランツ・ヨーゼフ2世の名付け親である。
そこでおや!? と思われた方いらっしゃいますか?
リヒテンシュタイン公国の貴族はリヒテンシュタイン家からなるもので、フランツ・ヨーゼフ2世はその家柄の侯爵。 しかしフランツ・ヨーゼフ1世は、ハプスブルク家、正式にはハプスブルク=ロートリンゲン家の御家柄。
うーーーん( ̄ρ ̄) 何だかややこしい。。
リヒテンシュタイン家の歴史は奥が深く、ザックリ説明すると、元々ハプスブルク家に仕える重臣だったとか。 1699年にリヒテンシュタイン領の一部の売りにだされた土地を購入し、そこから買い増しをした後の1719年、神聖ローマ帝国より自治権を与えられ、Fürstentum Liechtenstein【フュルステントゥーム・リヒテンシュタイン/リヒテンシュタイン公国】が誕生したと伝えられている。
代々の侯爵はオーストリアの首都Wien【ウィーン】に住んでいたのが、フランツ・ヨーゼフ2世の代からファドゥーツ城に居を移し、現在はその息子ハンス・アダム2世が住んでいる。 そんな歴史的経緯からアダム2世はオーストリア国籍も所有していて、ヨーロッパ君主の中で所有資産が最大であり、約50億ドル(約5500億円)と... 最後はまたいやらしいお金の話になってしまった(*ノ∀ノ)
ゴシック・リヴァイヴァル建築で造られたフローリン大聖堂。
屋根に施された時計の印象的な赤い文字盤が、改装により見えなくなっているのが残念。。
右手前から政府庁舎、国会議事堂、国立博物館と建ち並ぶ道を戻る。
Sargansへ戻る歩道に立てられたインフォメーションの看板を見て、Sargansからのアクセスがマイナーであったことを知らされた気がした(。´・д・) 今更である。。
またこの地を訪れることがあるのだろうか... と夕暮れ時のVaduzを後にする。
Sargans駅のプラットホームから、Maienfeldの西側に広がるRegitzer Spitz【レギッツァー・シュピッツ】の特徴ある三つの鋭角が見事に見えた(*゚ー゚)
そのまた西側にそびえるGonzen【ゴンツェン(1,830m)】の引けを取らない迫力に思わず合掌( -人-)
Salzburg【ザルツブルク】やBischofshofen【ビショフスホーフェン】の駅もそうだけど、アルペンを抜ける列車の駅からくっきり見える山に見送られている感がハンパない。
そんな景色を背後に、19時28分発のIC【インターシティー/特急】でZürichへ戻る。
SBB【スイス連邦鉄道】の二階建てのボディやデザインもカッコイイ!!
鉄道の国スイスにやってきて益々鉄分増量中。。
復路はチューリッヒ湖を望めるボックス席に座り、またKalafinaの曲を聴きながら無になる。
ヨーロッパを旅するようになってから、それまで嫌いだった列車の旅が好きになった。
太陽が西に沈む頃、
チューリッヒ湖が見えてきた(*゚ー゚) なんて美しい景色なんだろう(*´ I `)
心が洗われる ・ ・
列車はさらに西へ、チューリッヒ湖の西岸が見えてくると、そろそろ降りる準備を始めよう。
20時23分、定刻通りZürich HB【チューリッヒ中央駅】に到着。
ほぼ計画通りに事が運んで本当によかった。
スイス観光初日にして14話にわたりお付き合い下さいまして ありがとうございました☆*
MaienfeldとVaduzの旅、珍道中の話はいかがでしたでしょうか。 14話に使った画像枚数184枚と今までとは群を抜いた枚数に、我ながら暇なヤツだなぁ。。 と少々呆れております(((u u*)
観光初日の記事にして、あぁ... ダメだ
終わりが見えない(>ω<ノ)ノ と、何度も挫けそうになりながら、脱線の末に歴史本を読み漁り、スイスでさらに鉄分を増やした上に歴女にまでなりそうな勢いで... 人と会うとヨーロッパの歴史について語っている自分がなんだかつまらない。。 高校時代の世界史専門の先生が、授業で朗読のように眠くなりそうなヨーロッパの歴史についてタラタラと語っていたのをちょいちょい思い出し、自分も今そんな人になっているのかも知れないと思うと、部屋の片隅で三角座りをしながら今後の自分について見つめ直したくなる(´-ω-`)
なんてちょっとしたブランクに陥っていたら、相方にまで「Kazuちゃんの最近のブログは歴史のお話やら調べたことばかりでつまんない( ̄◇ ̄*)」と畳みかける一言をいわれてしまい、正直、アンタにだけは言われたくないo(`ω´ )o である。
そんなこんなの初日からスタートした旅行記は、まだまだ続く... 観光二日目はヨーロッパ随一を誇るRheinfall【ラインファル/ラインの滝】へヽ(。ゝω・)ノ Schaffhausen【シャフハウゼン】の町を一人旅したお話を、色々とやらかしてしまった失態も含めながらお届けします(u u*)
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