★旧教会★【中編5】のつづきでございます(((u u*)
旧教会からシンゲル沿いに北へ100メートルほど行ったところに次の目的地であるOns´ Lieve Heer op Solder【屋根裏部屋の教会(旧 アムステルクリング博物館】がある。
このレンガ造りの古い建物がその教会で、十字架もなければ外観は全く教会には見えない造りになっている。 カトリック教会なのに豪華絢爛でド派手なイメージとは打って変わってどシンプル。
正面から見ても店舗かオフィスにしか見えないので「MUSEUM」の垂れ幕がなければスルーしてしまうだろう( ̄ρ ̄)
八十年戦争(オランダ独立戦争/1568-1648)の最中、Nederland【ネーデルラント】では対戦相手であるスペインの宗教カトリックに反対してプロテスタントが力をもち、1579年にカトリックのミサが禁じられた。 この教会は知られてはならない隠れカトリック信者のために造られた教会だった。 この種の教会は市内に数カ所あったらしいがここが唯一現存するもので、18世紀の部屋をそままに保存し博物館として一般公開されている。

そんな教会らしくないガラスの扉をそそっと開けるとミュージアムショップがあって、その先に受付があった。 mk使用可なのでしれっと見せると国名を訊かれ、チケットと無料のオーディオガイド(英語)を手渡された。 「屋根裏部屋」というだけに階段を上がって2階以上が展示場になっているという簡単な説明を聞き、ロッカールームの場所を教えてもらって受付を後にした。
ロッカーに上着やらを入れてから階段を上がった2階のフロアは一面が真っ白で近代的な部屋で、ここで大まかな説明がされているようだ。
そこでプロジェクターによる歴史についての上映と、
そこから3階へ上がる階段は途中から木製になっていて、
その先に木造部分からが「屋根裏部屋」だということを知らすような靴カバーが置いて
あった。
ミディアムサイズ装着完了(o ・`∀・´)ゞ しかしちょっとアルキニクイ..
部屋の窓からは外の様子がガッツリ見えていて、あまり隠れている感がない。
通路は細く中は迷路のようになっていて、各部屋の入口や主要な箇所に音声ガイドポイントがあった。 そこにガイド機器のセンサーをかざすと説明が流れるしくみになっている。
ここはキッチンとダイニングルーム。 天井からの自然光をふんだんに利用した明るい空間(*゚ー゚)

シンクは錆び錆びのボロボロでタイルも所々剥がれているが、調理スペースには大理石が使われていて当時にしては立派なキッチンだったに違いない( ̄ρ ̄)
両側にはオランダの伝統陶芸品であるデルフト焼のタイルが貼られてあった。
柄は全て子どもが遊んでいる模様で、17世紀のデフルトタイルと思われる。 こんな感じにボロボロだけど骨董品としての価値は高く、一万円から二万円ほどの価格で取引されている。 それが何百枚と貼られているから、マニアから見ると興奮が止まらない部屋なのかもしれない。 Kazuの感想はというと、このタイルのデルフトブルーは意外と淡くやわらかい色で隣国ドイツのマイセン ブルーオニオンの青に近い気がする。 自宅にあるカールズバード(ボヘミア)のブルーオニオンはくっきりと鮮やかなブルーで、東にいくにつれて濃くなっていくのだろうか..( ̄ρ ̄)
大きな食器棚にはデルフト焼の大皿やコップがたくさん並べられていて、どれも魅力的なデザインだった。
狭くて急な階段の途中には・・
隠れ部屋のような寝室があって、

オランダ人デカいのに、こんな小さなベッドでゆっくり眠ることができたのだろうか..( ̄ρ ̄)
で、これが肝心要の教会。 ここでカトリックのミサが行われていたわけだな。
パイプの裏側にはオルガンが設置されていて、
鍵盤は触れないようにされていたけど、音声ガイドからの音楽で当時の雰囲気を味わうことができた。
またこんな階段を下りて次はどんな部屋なのかちょっとわくわくしながら進んで行く..
その先に奥行のある薄暗い部屋があって、鍋ができるダイニングになっていた。
最後は貴重な調度品を展示してある白のスペースで終了。
当時のままに保存してある赤レンガに時代を感じながら階段でロッカールームへ.. 何だか朝からアクティブに動き過ぎて一気に疲れが出た。 頭も詰め込み過ぎてパンク状態。
こういった宗教観念は無宗教の日本人からして理解し難い問題で、特に実家は神道、嫁いだ先は仏教、結婚式は教会式だったはちゃめちゃな概念のKazuからしてみると、理解不能な世界。 あ! その「世界」という言葉も実は本来仏教用語で日本人はそんなことも関係なく、いや、気づかず無意識に使う習性がある。 そんなぬるい国に生まれてよかったなとつくづく実感させられて本日のミュージアム巡りは終了。
長くなりましたので、つづきは中編7で(✿ゝω・)ノ

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シンクは錆び錆びのボロボロでタイルも所々剥がれているが、調理スペースには大理石が使われていて当時にしては立派なキッチンだったに違いない( ̄ρ ̄)
オランダ人デカいのに、こんな小さなベッドでゆっくり眠ることができたのだろうか..( ̄ρ ̄)
パイプオルガンもあって思いの外立派な教会だった。
こういった宗教観念は無宗教の日本人からして理解し難い問題で、特に実家は神道、嫁いだ先は仏教、結婚式は教会式だったはちゃめちゃな概念のKazuからしてみると、理解不能な世界。 あ! その「世界」という言葉も実は本来仏教用語で日本人はそんなことも関係なく、いや、気づかず無意識に使う習性がある。 そんなぬるい国に生まれてよかったなとつくづく実感させられて本日のミュージアム巡りは終了。
長くなりましたので、つづきは中編7で(✿ゝω・)ノ
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