★オランダの明治村Zaanse Schansへ★【前編】のつづきでございます(((u u*)
Amsterdam CSから北へ15kmほどのところにあるZaandam【ザーンダム】という都市にZaanse Schans【ザーンセ・スカンス】という集落がある。 以前の記事にも書いたけど、オランダと言えば風車、チューリップ、チーズ、絵画、自転車というイメージで、歴史と文化が詰まった国。 この村はそんなオランダの近世の暮らしについて忠実に再現されている言わば博物館のような所。
まずその土地を知ることから、全てが始まる..
ということで、今回の旅のテーマでありますMuseum見学といってみよう(*゚ー゚)
Zaans MuseumはZaanse Schansに在る唯一の博物館で、さらにGoogleマップの評価が良いのと口コミ件数が多いところがKazuの期待が高まるところ。 基本これを基準に行くか行かないを決めている。
Museumの中にはインフォメーションもあってフリーの地図やパンフレットの収集も可能。 受付でしれっとmkを見せて説明を受け、ロッカーに荷物を預けていざ中へ..
ぬぉっ( ̄‥ ̄)
何だろう.. ( ̄ρ ̄) 博物館なのに凄くカッコイイぞ!!! このセンスある見せ方がイイ❤ 照明といい、ディスプレイといい、全てが入館数秒でKazuの心を鷲掴みにした((((;゚Д゚))))))) それはヨーロッパなのにアメリカンな感じで異次元空間に来たような、一瞬でそんな気分にさせられたところだろうか。

特にコレ!! こういうくるんくるんしているものに弱い(*ノ∀ノ)
何に使う機器かと思えば「Sack Chute」と書いてあったので、製品化された商品を移動させる役割をするものなのだろう。
日本で風車の目的といえば「風力発電」と答える人が多いが、オランダでの大きな目的は干拓用で、今でもユネスコ世界文化遺産に登録されているKinderdijk【キルディダイク】の19基のうち1-2基はその目的で運用されている。
しかしそんな目的以外にも粉ひき用(穀物の粉砕)として使われていた。 海抜0メートル以下の海水を北海からの風を利用して風車で水をくみ上げ、堤防を造り川や運河に流す。 そうしてこの地に穀物の栽培を可能にした。
穀物以外にも塗料や繊維の生産も盛んで、
そんな当時の編み機も展示されていていた。
オランダ語や英語がわからなくても見るだけで何となく理解できる展示の工夫がみられ、ここを訪れる者がZaanse Schansをより興味のあるところにするパワーが伝わってくる。
各所に設置されたモニタで、この地域の家庭用品や食料品が紹介されていた。
風車は木材を切断するためにも使われいて、そんな当時の生活を描いた絵画の展示と、音声ガイドで説明を聞くことができる。
さらに油の製造にも使われていて、力が加わることには何でも利用していたようだ。
そんなオリーブオイルもしっかり展示。 とってもわかりやすい(((u u*)
因みに日本でもお馴染みオランダとイギリスの石油化学製品の多国籍企業「Shell」の本社が在るのもオランダ(o・ω´・o)b
17世紀のZaanse Schans、こんな田舎の土地に600基以上の風車が建てられ、世界初の工業地帯となっていた。 オランダ黄金時代に当たる頃.. 帝国主義の先駆けとなったオランダ東インド会社の設立により、日本との貿易も盛んに行われ長崎の出島を貿易拠点にしていた頃で、日本にとって西洋への唯一の窓口になっていた時代。 当時の蘭学は、現代日本の産業や科学の発展の架け橋になったに違いない。
工場での作業の様子が描かれたデルフト陶器も展示されていて、高貴な青が美しい。
――――― ガーナの子どもたちはチョコリットを食べません。
カカオ生産国の児童労働の話は衝撃的でした。。 ギリシャ語で「神の食べ物」を意味するカカオ、原産国では通貨として使われるほど貴重なものだったとか。
そんなカカオを原料として輸入し、ココアパウダーとして開発されたのが1828年の頃。
チョコレートと言えば、以前のブログで紹介したスイスのミルクチョコレートが有名だけど、それが登場する47年前からここで開発されていた。
現在ではその10分の1ほどに激減したが、当時は右を見ても左を見ても風車があったのだろう。
一通り展示品を見終えると、そんなZaanse Schansの町並みをどうぞご覧ください的な展望スペースがあった。 この博物館を訪れる前までののどかでメルヘンな風景がまた違った風景に見えた。
と.. 展示はここまでだけど、この博物館にはVERKADE EXPERIENCEという20世紀のチョコレート工場と併設していて見学ができる。
このデザイン性優れた見せる展示にホント関心する。
工場の様子を二階から見て行く経路になっていて、工場見学のワクワク感が楽しめる。
当時の機械は今でも稼働しているんだとか。
行程順に焼きあがる様子も見ることができる。
チョコレートの甘い香りは嗅ぐだけで心が癒される(*´꒳`*)

さらに最後はこの工場で製造されたクッキーの試食もできて大満足。
この加工品が開発されたオランダ黄金時代、当時の日本はまだ腰に刀を差していた時代。 そんな時代に付加価値こそが最大の利益だと、消費者の購買意欲を向上させる戦略を知っていたオランダ商人恐るべし。。
つづきは中編2で(✿ゝω・)ノ
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