2014年9月7日日曜日

★Schaffhausenの旧市街地をぶらり★【中編6】


スイスの町中や公園で噴水をよく見かける。 そもそも「噴水」の定義は、池や湖などに設けられる水を噴出する装置、またはその噴出される水そのもののことをいう。 (ウィキペディアより)
日本における「噴水」は上方向へ噴出する水 という意味合いが強い一方、スイスでは町中や公園に設置されているのは湧水(ゆうすい)で、いわば日本の企業が販売している『南アルプスの天然水』どころではなく、本物のアルペンの山除け水を引いた天然水が至る所で湧き出ている状態。 さらに言うならそんな天然水を町中や公園でタダで飲めてしまうのだ(o・ω´・o)b

Schwabentor【シュヴァーベン門】から南へ400mほど先に在るFronwag plaz【フロンバーグ広場】のド真ん中にどどんと設置されている「肉屋の噴水」という名の湧水。


何故「肉屋」なのかはわからない.. この銅像の男が肉屋の亭主だったのか、肉屋の前に建てられた噴水だったからなのか.. ( ̄ρ ̄) 謎である。


Fronwag plazにもう一か所「ムーア人の噴水」というのもある。 そのムーア人というのは、北アフリカのイスラム教教徒の呼称で、主にベルベル人を指して用いられるらしい。 これについても何故「ムーア人」なのかは謎解けぬが、そもそもSchaffhausen【シャフハウゼン】という町の情報がごく僅かなもんで、そこまで調べようもなく数時間歩いた程度で解る筈もない。 ただ建造物に描かれたフレスコ画や彫刻、Erker【エルカー/出窓】が美しい街並みといった印象。 

メインのFronwag plazからさらに東へVordergasse【フォルダーガッセ(通り)】に入り100mほど進んだ右手の65番地にそびえ立つ一際目を惹く建物が


  これDaーーーーー( ゜▽゜)/

1492年に建設(1566年に再建)されたHaus zum Ritter【ハオス・ツム・リッター/騎士の家】でございます(((u u*)


正面から見てもこの見事な壁画は、1568年から1570年にかけて描かれた最も貴重なルネサンスのフレスコ画である。 


今から444年前 ・ ・  日本の戦国時代の末期に遡る
  やばい ・ ・


この時代といえばHNK大河ドラマ軍師官兵衛の主人公である黒田孝高(のちの黒田如水)が最盛期の頃だ(*゚ー゚) 元号でいうと永禄(えいろく)から元亀(げんき)に改元した時代.. そんな歴史的なことを考えるとゾゾッとする(*ノ∀ノ)

ギルドハウスのような建物のもの凄く立派な入口。 その上には沖縄のシーサーを思わせるような動物が柱を支えている(?) これも富の象徴なのかな( ̄ρ ̄)


coop【コープ】の壁にもフレスコ画が描かれていて庶民的なマーケットに見えない。。 といっても日曜日だから閉まっているんだけどね。 

その隣に見えるのが三年おきにBachfest【バッハ・フェスティバル】が開催されることで有名なSt. Johann Kirche【聖ヨハネ教会】だ。

それほど大きな教会ではないけど、音響効果が素晴らしいとか。


教会の先の分岐点にまたもや噴水発見! 「ウイリアムテルの噴水」というらしい。 Zürichの町中や昨日行ったMaienfeldもそうだけど、スイスは噴水がとにかく多い。 時間とお金があるならば、噴水巡りの旅なんてのも面白そう(*゚ー゚) 噴水の写真をマップにしている人もいて、これを見るとスイスが世界で一番噴水が多い国かも知れない。

序でにもう一つ.. スイス西部に位置するジュネーヴのレマン湖にJet d' eau【ジェッドー】という大噴水があって、その高さは140mと世界一を誇り噴水というより「噴射」というに等しく、セーヌ川のほとりにあった加圧式給水装置を止める際に一時的に起きる物理現象が今やジュネーヴのシンボルとなっている。

飲食店以外の殆どのお店が閉まっていてお店の中には入れないので、ショーウインドウから中を覗き込んで見る(*゚ー゚) ギフトのラッピングの色合いが緑・赤・オレンジ・・ この配色、どこかで見たことがある... 


  あ! カラーだ!!!


そういえばヨーロッパでこの配色が多いよな( ̄ρ ̄) パプリカをこよなく愛するヨーロッパ人は、味だけではなく色も愛していたのか!?

Schaffhausenの旧市街地はギルドや飲食店が建ち並ぶ通りで、コンパクトながらもきっと平日は賑わっているのだろう。


さて、ここからUnterstadt【ウンターシュタット】通りを通って地図⑥印のMunot【ムノート/円型の城塞】へ向かう。

地図で見る限り、この辺りからMunotへ繋がる道があるらしいけど.. o(゚д゚o≡o゚д゚)o


その正面の壁に掛けられている「Munot」と書かれたシグナル看板が差す方向は ・ ・ ・


間違いなくこの階段( ・ ・)
え??? この階段を上って行くのか!?

長くなりましたので、つづきは中編7で(✿ゝω・)ノ


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