2014年9月6日土曜日

★花鳥風月に耳を傾け目を向ける★【中編9】

★その制作はKazuの生まれた年に始まった★【中編8】のつづきでございます(((u u*)

Heididorf【ハイジドルフ/ハイジの家】を一通りぐるっと見て回り、階段で一階へ下りた先に一か所見忘れていた場所があった。

それは ・ ・


トイレ。
丸い蓋の部分が便座になっているのだろうけど、蓋を開けて確認する勇気などない。

出口は入口と異なっていて、一階の勝手口から退出する造りで何故かそこには回転バーが設置されており、逆戻りできないようになっている。

回転バーの先は裏庭につながっていて、ここから脇道へ出られるようになっていた。
建物面積にして100㎡ほどの学芸員もいない小さな博物館の見学に要した時間は、たったの15分


ミュージアムショップの前を通って来た道より逆の方向から帰ってみる。 というのも往路のそこそこ急勾配の坂道を下って行く体力に自信がなかった。 なのでインフォメーションでもらったパンフレットの地図の⑤→④→③の順でゆるりと戻ろう(。`・ω・)q

ミュージアムショップ横の山羊園には、日本では見たことのないアルプス地方の山羊が飼育されていて、


積み上げられた岩のてっぺんに上り壮大な大自然の景色を眺めていた。
あの草食動物独特の横長な楕円型の瞳孔に、この景色はどう映っているのだろうか。。

逆側ルートにも北側と同じ看板があった。

復路の道は、幼少の頃父に連れられて帰省した高知の山奥のような砂利道が続いている。

山肌には薄紫色の美しい山桔梗や

ザクロの実ような形をした名も知れぬ植物などを観察しながら歩いていく。

幼かった頃、田舎の山道に生えていた野苺の実を、摘んでは口に入れていたのを思い出し、懐かしく思う。 四十を過ぎてから、こうした花鳥風月に自ら耳を傾け目を向けるようになったもんだ。 あれこれ「惑わず」年代になると、自然をたしなむ余裕ができてきた気がする。

そんなことを考えながらボケッ( ̄◇ ̄*) と歩いていたもんだから、途中道の選択を誤り、あろうことか一本下の道を突っ切ってあの③から⑥へ伸びる急な坂道の途中に辿りついてしまった。。

  オーマイガー!Σ(゜ロ゜ )
である。


晴れ間がさらに広がり、ジリジリと照りつける日差しに耐え切れず日傘をさして歩く。 海外で日傘は日本人バレバレなので極力ささずにいたけれど、これだけ乾燥していると日焼けが気になる(´-ω-`)


民家の外壁に、これから向かうリヒテンシュタインの首都Vaduz【ファドゥーツ】の文字のシグナルと、その一番下にはワインボトルにWeingut Pola 【ヴァイングート・ポーラ/ポーラブドウ園】と書かれたシグナルが貼ってあった。 ここで一日を過ごすなら、ボトルの口が指す方向へ歩いて行くのだけど...


それとは逆の来た道へ進みようやく市庁舎の壁が見えてきた(*゚ー゚)

Maienfeldの駅に着いたのが15時30分、往復でかれこれ4時間。。 ま、こんなもんでしょう(´・ω・`)

これから列車でSargans【サルガンス】まで戻り、そこからバスでVaduz【ファドゥーツ】へ向かう。 駅の券売機前でもたもたしていたら、たまたま通りかかった鼻ピアスのファンキーなおねいちゃんにVaduzへはSargansからバスが出ていることを教わり、切符の買い方まで丁寧に指導してもらって、あと2分で列車が到着するから急いでと言われ、熱い握手を交わし急いで逆側のホームへ走った。


到着時には気付かなかったMaienfeldの駅舎が、逆側からだとよく見える。
定刻通り到着したローカル線に乗り込んで、いざVaduzへヽ(。ゝω・)ノ

長くなりましたので、つづきは中編10で(✿ゝω・)ノ


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