2018年9月8日土曜日

★アマリエンブルク★【中編3】

★ニンフェンブルク城★【中編2】のつづきでございます(((u u*)
お城の敷地は21.2ヘクタール、東京ドーム(4.7ha)の約4.5倍と.. 実際東京ドームに行ったことがないKazuが言うのも何だけど、日本人が敷地面積の大きさを説明するときに何故か必ずと言っていいほど「東京ドーム」か「東京ディズニーランド」で言うのでこのような対象で大きさをわかっていただけるだろうか( ̄ρ ̄)  まぁまぁ広い。

そんな膨大な敷地の中にミュンヘン=ニンフェンブルク植物園Marstallmuseum【馬車博物館】、Amalienburg【アマリエンブルク/狩猟用の小さなお城】といった魅力的なスポットが点在している。 なので一日ここに時間を設けているものの、オーディオガイドの順にしっかり最後まで聞いて城だけに留まるわけにいかず巻き気味で西側のガーデンに出た。


そしてそこで目にしたもの.. それは.. Σ( ̄д ̄ノ)ノ



通路のど真ん中に設置された台座の上に、これでもかと並べられた数十体の黄金の胸像。。


その手前に写る庭園灯の台座が獣の足というのも非常に気になるけど、それではなく..


これね。



これ(。`・ω・)b 前話でお話したルートヴィッヒ2世の胸像。
これは常設なのか特設なのか。。どちらでもいいけど日本では目にすることがない発想に度肝を抜かれた。


そんな景色を横目に、西へさらに進んだところに大きな池がある。 その辺で羽を休める二羽の鴨がやけに画になるので一枚【◎】]ω・´)パチッ!


そこからアマリエンブルクへ移動。 シュロスガルテン運河沿をポキッと南に折れてそこから見渡す風景をもう一枚キャメラに収める。 運河に浮かぶゴンドラを眺めながら、一人じゃなければ乗るのになぁ.. という気持ちを抑えながら.. ヒートホールンのボートを思い出した。


しばらく歩いて行くと目的地を指す標識を発見!


その先にまた小さな運河があって、おとぎの世界に迷いこんだような気分になっていく。。


そこからどんどん緑が深まり清々しい空気に包まれ..
さらに進むにつれてこんな林の中に本当にお城があるのかと不安になってきたところに..

ポツンと一軒家の如くそれは現れた。

その外観は「狩猟」とは縁遠いイメージの淡いピンク色で、皇帝妃の趣味部屋といった佇まいだけど、それもその筈このお城はカール・アルブレヒト(カール7世)が妻マリア・アマーリエの為に造らせた宮殿(だからアマリエブルク)で、二人は共に趣味である狩を楽しんでいたそうだ。 


ファザードにはローマ神話の狩猟、貞節と月の女神であるDiana【ディアーナ】の見事な彫刻が施されていて、


その両端を飾る彫刻も非常に繊細で素晴らしかった。 


さてここから入館するのかと思いきや、そうではなく反対側へ回ったところに入り口があって、そこでコンビネーションチケットを渡し手動でチケットを切ってもらっていざ入館...((((o* ̄-)o

宮殿の中は「犬の部屋」、「トイレ」、「休憩室」、「鏡の間」、「狩猟の部屋」、「キジの部屋」、「キッチン」と目的の部屋に分けられていて、部屋から部屋へと順番に観て廻るようになっている。

チケットブースより右手に進んだ最初の部屋が「犬の部屋」で、下の方にアーチ型にくり抜かれた穴は狩猟犬のケージなんだとか。


壁にかけられた静物画がオランダの画家バルタザールの作品に似ていてついつい見入ってしまった。 彼の作品はアムステルダム国立美術館の(『花』)、エルミタージュ美術館『果物、花、昆虫』
)、マウリッツハイス美術館『果物と貝殻がある静物』)で展示されていて、どれもパンチの効いた印象強い作品で、こういった発想に凄く惹かれる。 


そこからズンドコ進んだ天井の煌びやかさとシャンデリアに「無駄」って優雅だなと考えさせられた。


「休憩室」にはお二人がここで休憩されたのであろうソファーがあって、その両脇に彼らの肖像画が飾られている。


それが額縁にではなく、壁の装飾と融合してるのがとても素敵。


その装飾を横から見るとこんな感じにゴツゴツしているので壁にもたれると超痛そう。


さらに進んだ建物の中央に「鏡の部屋」という名のホールがある。 楕円の形をした部屋の壁に鏡が埋め込まれていて、対面の窓を映し出し奥行き深い部屋になっている。


ここが一番装飾が素晴らしく、天井を舞う鳥、船やハープ、天使や水瓶といった黄金のバロックがギュギュッと詰まった部屋だった。


サッカーチームバイエルン・ミュンヘンロゴにも使われている青と白は、ヴィッテルスバッハ家の白銀の地に菱を斜めに並べた紋章をもとにデザインされたもので、バイエルン州の紋章も同じく、Münchenに本社を置くBMWのロゴのデザインの由来もそうである。

この「鏡の部屋」から「狩猟の部屋」、「キジの部屋」は巻き気味で..


最後に「キッチン」をご紹介(u u*) 
その壁一面は最近では見なくなったタイル張りで..


それもそんじょそこらのタイルではなく、オランダのデルフト焼きのタイルをこれでもかとふんだんに使われたこれまた豪華なキッチン。


これはオランダの大航海時代をモチーフにしたものだろうか..( ̄ρ ̄)


最後はまたシノワズリでアマリエンブルク終了。

長くなりましたので、つづきは中編4で(✿ゝω・)ノ


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