
エントランスに続く広場のSchloßgartenkanal【シュニッツェルロスガルテンカナル/運河】には力強く高々と吹き上がる噴水が優雅な時間を演出していた。

そこからまっすぐ本城に繋がる道を進んで行く...((((o* ̄-)o

午前中は雲に覆われた空にだんだん晴れ間が見えてきた。 旅行者にとって天気はとても気になるところで、特にドイツはいつも曇り空という印象だった。 かといってオランダのときほど折り畳み傘を常に持ち歩くことはなく、9月のドイツはハイシーズンといっていいくらい天気のいい日が多いようだ。 空気もカラッと乾燥していて過ごしやすい。

本城に入る前に見事な城の外壁をキャメラに収める。 「妖精の城」と呼ばれた優美な外観は戦争による破壊も免がれ、美しい姿のままに残されていた。 彫刻を施された外壁の装飾と西洋建設のアーチ型の窓が何とも言えず素晴らしい。

中に入ると1階にチケット売り場とオーディオガイドの貸し出し、ミュージアムショップが併設されたスペースが設けられているので、そこでチケットを購入。 オーディオガイドは日本語があったので€3.50でレンタルすると言語を訊かれ設定までしてくれる。
営業時間は某ガイドブックにも記載がある通り年間で2期の時間帯に分かれていて、
4/1-10/15 ・・・9:00-18:00
10/16-3/31・・・9:00-16:00
※ 1/1、カーニバルの火曜、12/24・25・31は閉館。
チケットの種類は数種類、Kazuが購入したのはGesamtkarte【ゲザムトカルテ/共通券】というコンビネーションチケット(€11.50)。
● Schloss Nymphenburg【ニンフェンブルク城/本城】
(大人:€6.00・学生:€5.00)
● Marstallmuseum【マルシュタルムゼーウム/馬車博物館】
(大人:€4.50・学生:€3.50)
● Amalienburg【アマリエンブルク/狩猟用の小さな城】
(大人:€4.50・学生:€3.50)
● Badenburg【バーデンブルク/浴場の家】
(大人:€4.50・学生:€3.50)
● Pagodenburg【パゴデンブルク】
(大人:€4.50・学生:€3.50)
● Magdalenenklause【マグダレンクロウス】
(大人:€4.50・学生:€3.50)
この6箇所全てに共通。 3箇所以上廻るのなら共通券がお買得d(・ω・´。)

パンフレットの日本語版は残念ながらなくて英語をチョイス。 パンフレットラックにフリーで並べられてあって自分で好きな言語を選ぶシステム。 ヨーロッパでは稀にパンフレットが有料なんてこともあるので、念の為受け付で無料なのか訊いてみることをオススメする(u u*) 最近ではQRコードを読み取って自分の携帯をオーディオガイドにするサービスもあるので、前もってダウンロードをしてイヤホンを忘れず持って行くと効率よくスムーズに進むことができる。
受け付けが終わりオーディオガイドにイヤホンを差し込んだら再生ボタンでスターティン٩(ˊᗜˋ*)و
最初の説明を聴きながら妖精の世界へGooooo!!!

うわぁぁぁ..Σ(゜Д゜;≡;゜д゜)

中央の階段をトトトンと上がった先に迎え入れられたロココ様式のSteinerne Saal【シュタイネルネ・ザール/石のホール】と呼ばれる大広間は息を呑む美しさで、3秒ほど息が止まった。。

やわらかなベージュを基調として天井に描かれたフレスコ画。

豪華絢爛なシャンデリア。

アーチが重なり合う優美なデザインとゴールドで施されたこれでもかという装飾。

光と影の見事な調和。

細工の細やかな彫刻。

イヤホンを持参しているKazuだけが、オーディオガイドを聴きながら両手を使ってしっかり撮影【◎】]ω・´)パチッ!

18世紀初頭、バロックへの反動によりフランスのルイ15世の宮廷から始まったRococo【ロココ】。 時代のトレンド化により教会が世俗化され、フランス革命(1789年)が勃発するまで王侯や貴族の間でその権力を誇示するために王宮や館にこのような煌びやかで派手な装飾をすることがヨーロッパ中で流行した。
圧巻を通り越してあっぱれである(((u u*)
ようここまでやったなって感じ。 Kazu的にはドイツのヴィッテルスバッハ家よりハプスブルク家の方が派手なイメージ(末裔の方ごめんなさい( -人-))で、その夏の離宮であるSchloss Schönbrunn【シェーンブルン宮殿】にも行ったけど、この大広間に関しては群を抜いていると思った。 天真爛漫に育ったSisi【シシィ】のストーリーからして「バイエルン」というイメージが「ドイツの田舎」という勝手な想像でいた。
そんな大広間を初っ端から見せられて、一気にバイエルンのイメージが一転。
長くなりましたので、つづきは中編2で(✿ゝω・)ノ
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